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障害者手帳アプリを知っていますか?カード化・マイナンバー動向

この記事は約 11 分で読めます。

障害者手帳アプリって知っていますか?

障害者手帳アプリを知っていますか?

「えっ、障害者手帳アプリ」。

私も驚きました。私も身体障害者手帳を持つ透析者です。

 

 

障害者手帳は約70年の歴史があり、その手帳と呼ばれるものには「身体障害者手帳」、「療育手帳」、「精神障害者保健福祉手帳」の3つがあります。

(本来であれば、難病(腎臓病関連でいえば、IgA腎症や多発性嚢胞腎等があり、手帳として入れるべきなのでしょうが、整備されていないのが現状です。)

 

参考:「透析前後でも身体障害者手帳は申請できます。窓口で確認して!

 

 

・障害者手帳アプリは、紙・カードの代わりになるかもしれない
・障害者手帳と同じように障害者割引やサポートが受けられる
・障害者手帳カード化かマイナンバーか?動向に注目
・障害者手帳アプリ「ミライID」は発展途上。今後の普及に期待
 

 

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障害者手帳アプリがあることを知った経緯

障害者手帳アプリの前に、カード化?マイナンバーか?

 

私の場合なのですが、私の紙製の身体障害者手帳の余白には、有料道路での「障害者割引」の更新手続きの度に、(車の買い替えもあったので自動車のナンバーの変更や)更新期限日などが細やかに書いてあり、あまり余白部分がありません。

また、小旅行の際はJRや高速バス等の「障害者割引」も利用するので、折れや劣化が生じています。

余白が無くなりつつあり、劣化も見られるので、新たに身体障害者手帳作って欲しいと思っていたところです。

 

これは破れや劣化によるものなので、障害者手帳の「再交付(紛失・破損)」にあたります。

「障害者割引」の更新手続きの際に相談したのです。

すると、「(当時の話。もしかしたら)カード化の話しも出ているので、それを機会に再交付してみては?」という福祉課職員の回答が返ってきました。

 

「カード化?」

確かに健康保険証のカード化になって、4~5年以上の年月が経っていました。

 

実は2019年(平成31年)4月から、身体障害者手帳や精神障害者保健福祉手帳のカード型での発行ができるようになっていました。(2019年4月1日厚生労働省 省令改正)

 

私にはニュースで見た記憶はありましたが、4月という繁忙の時期。サラリとした感じで、そこまでトピックスにならなかった印象があります。

 

関連した話しですが「療育手帳」をカード化にしている自治体があり、2020年時点ではまだ山口県だけです。

また、障害者手帳カード型の発行を検討し決定したのは、近畿圏の大阪や兵庫、徳島など2府8県に留まり、費用面で課題を負っているようで、話しが滞っているようです。

それから、国のマイナンバーカードに障害者手帳を一体化させるという構想(※)もあり、こちらの動向にも目が離せません。

 

※マイナンバー普及率は、2020年1月時点で14.9%。国(政府)としては、障害者手帳や処方薬の履歴を記録する「お薬手帳」2021年中にも統合するシナリオを立てています。また同時期に、マイナンバーカードの健康保険証利用を進めており、数年内に統合される見込みです。

 

障害者手帳アプリ「ミライID」

 

ここで紹介する障害者手帳アプリとは、「ミライID」というものです。

障害者手帳の情報を画像データにして取り込み、スマホアプリにしたものです。

障害者手帳の情報ですので、障害に応じた情報があります。

 

・障害者手帳の写真
・手帳番号
・手帳交付日
・氏名
・年齢
・車椅子情報

「ミライID」の開発について

 

「ミライID」が開発された背景には、このアプリの開発をされた株式会社ミライロの社長である垣内俊哉さんが、身体障害をお持ちです。

私もかつて介護職をしていて「持ち運びに不便で何とかしたい」という気持ちは十分に理解しています。

目に見える障害ではありますが、「恋人の前で手帳を出したくない」「QR決済のようにパッとできないだろうか」と、私でさえもあまり考えたことがないところにまで着眼されて開発されたとのことです。

 

携帯電話(ガラケ―)の時代ではできなかったことですが、時代が流れスマートフォンという端末に移り変わったからこそ、できがった産物(=アプリ)だと言えますね。

これまでの法律では障害者手帳の「現物確認」が鉄則だったのですが、垣内俊哉さんが規制緩和の依頼ために提言してきた苦労といい甲斐もあって、アプリで提示することができるようになったというのです。

 

障害者手帳アプリのメリット・デメリット

 

障害者手帳アプリ「ミライID」に限って、メリット・デメリットを考えてみます。

障害者手帳アプリのメリット

 

・障害者手帳と同じように障害者割引やサポートが受けられる
・アプリに集約され、まとめられる
・カバンや財布から手帳を取り出すよりも簡単
・障害者手帳を持っている、提示することへの心理的負担が軽減
・プライバシー保護

障害者手帳アプリのデメリット

 

・充電忘れ、災害時、ネット環境に無い場合はアプリが使えない場合も
・紙製・カード型と同様、偽造のリスクは否定できない
・利用できる公共機関や商業施設が少ない
・アプリなので不具合問題はどうしても出てくる
・開発中止の場合もありうる
・今後の動向に注意(カード、マイナンバーカード)

 

いずれにしても、アプリ「ミライID」だけでなく紙製・カード化の障害者手帳も携帯しておいたほうが、安心・安全です。

 

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「ミライID」に登録することで

アプリ「ミライID」に登録することで、紙製・カード型の障害者手帳と同じように、障害者割引やサポートが受けられるようになります。

 

2020年3月におけるアプリ「ミライID」が利用できる公共機関や商業施設は、以下の通りです。(具体的には、アプリを開発した株式会社ミライロと協力している企業や団体などです。)

●交通機関

 

・タクシー・鉄道
日の丸交通株式会社
西武ハイヤー株式会社(回数券や定期券の購入)
日本交通株式会社
近江鉄道グループ

・バス
西武バス株式会社
株式会社はとバス

 

・航空
日本航空株式会社(JAL)
全日本空輸株式会社(ANA)
スカイマーク株式会社(SKY)
株式会社スターフライヤー(SFJ)

●商業施設:レジャー・ホテル等

 

TOHOシネマズ株式会社(東宝/映画館)
株式会社ヒューマックシネマ(ヒューマックスシネマ/映画館)

株式会社ラウンドワン(ROUUND1/ボーリング)
株式会社グランドボウル(グランドボウル/ボーリング)

第一興商(BIG ECHO/カラオケ店)

吉本興業株式会社(ルミネtheよしもと)カップヌードルミュージアム横浜
株式会社アワーズ(アドベンチャーワールドの遊園地、劇場)
株式会社ACM(アンパンマンこどもミュージアム)

 

株式会社横浜八景島(「八景島シーパラダイス」 「マクセル アクアパーク品川」「仙台うみの社水族館」「上越市立水族博物館 うみものがたり」「羽村市動物公園」
神戸どうぶつ王国

箱根園(箱根園水族館と箱根 駒ヶ岳ロープウェー)
公益財団法人大原美術館

 

●スポーツ団体

ガンバ大阪(Jリーグ/サッカーチーム)
横浜ビー・コルセアーズ(プロバスケットボールチーム)

利用できる公共機関や商業施設が少ないです。

株式会社ミライロのWebページにもありましたが、公共機関や商業施設へ働きがけを行うにとどまらず、アプリ「ミライID」の使い勝手や改善すべき点も受け付けていますね。

追記):2020年2月 神奈川県の一部の公共施設での「ミライID」導入を検討中

 

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「ミライID」の入手方法

ミライID

「ミライID」はスマホアプリとなるので、「AppStore」または「GooglePlay」から入手します。

 

参考:「透析アプリを探してみました。現実は・・・【随時更新】

 

まとめにかえて

 

透析者の場合、概ね身体障害者手帳で申請される場合が多いと思います。もしくは交付後は、丁寧に取り扱えばずっと持ち続けるかと思います。

 

私が介護職をしていた頃、利用者が苦労して身体障害者手帳をカバンなどから取り出しているのに、苦労していたことを思い出します。

本当はサブ、フォローしたいところですが、「自分でしなければならない場面」でもあります。

 

今回のアプリ「ミライID」の背景には、アンケート調査によれば「取り出す・提示するのが面倒」「デザインが気に入らない」というのもあったようです。

デザインというよりかは、個人的には文字や手帳を囲むカバーがお役所的で、お堅い印象は持っていたのは事実。

「手帳を持っているのが格好が悪い」というのは、あまり無かったです。

紙製の障害者手帳を提示するのは当たり前だったのに(←「現物確認」というものです)、「プライバシーを守りながらもスムーズに取り出す」という視点まで、必要であったのかどうか・・・。

これも時代の流れというものなのでしょうか。

このようなところまで気を遣っている人がいることに、改めて気づかされました。

 

但し、障害者手帳にしろ、今回の障害者手帳アプリにしても、求めたられたら提示する(自ら証明する)のに、「取り出すのに苦労している」のと、「取り出すのが面倒臭い」のとでは、そもそも次元が違っています。

自分のことです。障害者割引やサポートを受けられる身なのです。

ここは履き違ってはいけません。