【ミライロID】でできること|割引活用法と最新機能を徹底解説

2020年3月2日

【ミライロID】でできること|割引活用法と最新機能を徹底解説
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更新日: 2026年9月25日

What You Can Do with Mirairo ID

「障害者手帳って、スマホで提示できる時代になったの?」そんな疑問を持ったあなたへ。20年超透析を行っている私が、実際に使って感じた「ミライロID」についてお伝えします。

ミライロIDは、障害者手帳の情報をスマホに登録し、映画館やバス、高速道路、レジャー施設などで割引を受けられる便利な民間の障害者手帳アプリです。公式IRデータ(FY2025有価証券報告書)によると、2025年9月末時点でユーザー数は55.2万人を突破し、導入事業者数も4,214社に達しています。新たな機能や提携先も次々と追加されており、今もなお成長を続けているサービスです。

便利な反面、誤解やトラブル、使いこなすための「ちょっとしたコツ」も存在します。本記事では、私の実体験と最新情報をもとに、ミライロIDの「使い方」「安全性」「最新機能」「注意点」まで、リアルな目線で丁寧に解説します。

参考:「透析前後でも身体障害者手帳は申請できます。窓口で確認して!」


ミライロIDとは?実際に使ってわかったこと

ミライロID

引用:https://mirairo-id.jp/

ミライロIDの概要と仕組み

ミライロIDは、障害者手帳をスマホ上で表示できる無料の民間障害者手帳アプリです。身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳の3種類に対応していて、App StoreやGoogle Playからダウンロード可能。登録した手帳情報を画面で提示することで、割引や優遇を受けられます。

特筆すべきは、スマホに手帳情報を入れておけるため、外出時の荷物を減らせる点。施設側もQRコードや認証マークで簡単に確認できるため、提示がスムーズです。クーポンや施設検索など、単なる手帳の代替ではなく、「生活サポートアプリ」としての一面も持っています。

紙の手帳には良さもあるけれど、今どき持ち歩くのにはちょっと大きいかな!?そんなふうに感じたことのある方には、ミライロIDは一度試してみる価値があります。

私が導入を決めた理由

私は透析治療を受けながら会社員として働いており、遠方への移動も多いため、「スマホで提示できたら便利だろうな」と思ったのがきっかけでした。

観光透析等で施設に求められるたびに手帳を出したり、バッグの中で手帳がボロボロになったり。さらに、駅やバスでの提示のたびに、まわりの目が気になる。そんな経験、ありませんか?

アプリを導入してからは、スマホを取り出すだけで提示できるようになり、気持ちがずいぶんとラクになりました。「障害者手帳アプリです」とサラッと説明できるようにもなります。ただ、アプリの存在を知っているかどうか、普及しているかどうかは、また別の話です。

「障害者=紙の手帳を持ち歩くべき」という固定観念が少しずつ薄れると同時に、「自分のやり方で便利なものを選ぶ時代なんだ」と思えるようになりました。


登録手順と実際の審査体験

登録方法は非常にシンプルで、以下の4ステップで完了します。

ステップ内容
①アプリをインストール(App Store/Google Play)
②電話番号・SMS認証・ユーザー名・パスワードを登録
③障害者手帳の撮影と情報入力
④約3営業日後に審査完了のSMSが届き、使用可能に

私の場合は、写真の写りが悪く、審査に通らなかったことがあります。日差しが強すぎたり、反射して文字が読みにくかったりと、細かいところで引っかかることがあるので注意が必要です。

 

よくある登録エラー例解決策
写真がぼやけている自然光で撮影し、情報がはっきり読めるようにする
印影が切れている手帳全体を収めて撮影する
顔写真がない顔写真付きの手帳に更新してから登録する

スマホに慣れていない方でも、家族と一緒に登録すれば比較的スムーズにできます。落ち着いて一つずつ進めること、そしてパスワードの控えは絶対に忘れずメモしておきましょう。

登録できる手帳の種類と情報

ミライロIDで登録できる手帳は、以下の3種類です。

① 身体障害者手帳(透析患者も対象:腎臓機能障害1・3・4級)
② 精神障害者保健福祉手帳
③ 療育手帳



共通して必要となる登録情報は以下の通りです。

・障害者手帳の写真・手帳番号・手帳交付日・氏名・生年月日・顔写真・障害等級(旅客運賃減額欄も含む)・車椅子情報(該当者のみ)・発行元の印影

2024年には精神障害者手帳で等級が画面に明確表示される機能も追加され、提示が一層スムーズになりました。複数の手帳も同時に管理できるので、切り替え不要で便利です。

機種変更時の注意点(Aさんの体験)

Aさんが機種変更をした際「データは引き継がれるのか」「再審査が必要になるのか」と不安になったそうです。結果的には、機種変更してもアカウント情報は引き継がれたとのこと。ただし、再度アプリをインストールし、登録時と同じ電話番号とパスワードを入力する必要があります。

Aさんいわく「パスワードを忘れていたら、再登録になるところだった」とのこと。パスワードの管理は必須です。生体認証やクイック提示機能なども再設定が必要なため、設定内容のスクリーンショットを控えておくと安心です。

ミライロIDでできること「便利な使い方と活用シーン5選」

Presenting Your Mirairo ID①映画館やテーマパークでの割引提示

私が最初にミライロIDを使ったのは、TOHOシネマズでした。以前は紙の障害者手帳を財布に入れて持ち歩いていたのですが、レジ前で出すとき、他の人の視線が少し気になっていたのも正直なところです。

ミライロIDでは、スマホを開いてアプリをタップするだけ。提示画面に名前や等級、障害種別などがシンプルに表示され、すぐに割引が適用されました。QRコードは動的に変化するため偽造対策もしっかりしており、安全性が担保されています。

テーマパークでも、窓口で「ミライロIDでの提示はできますか?」と確認すると「はい、大丈夫です」と即答され、割引価格でワンデーパスポートを購入できました。手帳の情報を必要最小限で提示できるこのアプリの利点を強く感じた瞬間でした。

②バスや交通機関での利用体験(Bさんの話)

Bさんは「路線バスでの提示が楽になった」と話していました。これまでは紙の手帳を取り出す手間と運転手の反応に戸惑いがあったそうです。バスの中で手帳を広げて提示するのは、混雑時や急いでいるときは本当に大変です。

ミライロIDにしてからは、スマホの画面をサッと見せるだけ。運転手さんによってはまだ不慣れな方もいるようですが、多くの方は「はい、OKです」と自然に受け入れてくれるようになったそうです。

また、2021年から全国の鉄道事業者123社が一斉導入しており、現在はさらに拡大しています。鉄道乗車の際の提示もスムーズに行えます。

③クーポンの使い方とお得度(Cさんの話)

クーポン機能を活用しているのはCさん。2024年にHP DirectplusでPCアクセサリを購入した際、10%オフのクーポンを使ったそうです。

ミライロIDのクーポン画面には、対象施設や有効期限、注意点が見やすく表示されるようになっていて、アプリ初心者でも迷わず使えます。現在は飲食チェーンやレジャー施設、そして2026年1月からはヘルスケア関連として「スマートドック(スマート脳ドック)」でのクーポン(1,650円割引)も追加されました。医療・健康系のクーポンとしては初の事例で、透析患者にとっても身近なジャンルのサービスが加わった点は注目です。

④自治体・マイナポータルとの連携

ミライロIDの強みの一つが「自治体との連携」です。2020年6月よりマイナポータルとのAPI連携を開始しており、公共施設利用料の割引申請などがアプリ上から手続きできる自治体も増えています。

紙の手帳を役所に持参し、コピーして、申請書を書いて……という作業が、スマホ1台で完結する時代が確実に近づいています。「役所に行くのがしんどい」「書類が面倒」といった障壁が取り除かれていく方向性は、透析患者にとってもありがたいことです。

⑤ロック画面からのクイック提示機能

個人的にかなり便利だと感じたのが「クイック提示モード」。スマホのロック画面から直接、手帳画面を表示できる機能です。いちいちアプリを開いてログインしなくても、生体認証で一発表示が可能。荷物が多いときや急いでいるときにこの機能は特に重宝します。バスや映画館の入口でサッと提示できるので、ストレスフリーです。

ミライロIDが使える主な場所(2026年最新版)

ミライロIDが利用できる場所は日々拡大しています。現在の主な対応施設・サービスを業種別にまとめます。

カテゴリ主な対応施設・サービス
交通機関(鉄道)JRグループを含む全国123社以上の鉄道会社、西武鉄道、嵯峨野観光鉄道など
交通機関(バス・タクシー)西武バス、山梨交通、日の丸交通、西武ハイヤーなど
レジャー・エンタメニンテンドーミュージアム、アドベンチャーワールド、ルミネtheよしもと、アンパンマンこどもミュージアム、志賀高原スキー場、軽井沢風越公園など
スポーツFC東京、2026年6月よりJリーグ8チームが「ミライロチケット」として一斉導入
自治体施設神奈川県(近代美術館・歴史博物館・生命の星・地球博物館・県立都市公園など)、高知県内、茨城県つくばみらい市、栃木県大田原市など
郵便・金融日本郵便(2026年3月より「青い鳥郵便葉書」無償配付申込に採用)、各種金融機関
携帯電話NTTドコモ・au・ソフトバンク(店頭での障害者向け割引申込時に利用可)
ヘルスケアスマートドック(スマート脳ドック・2026年1月より割引クーポン提供開始)
駐車場名鉄協商パーキング(2026年3月より連携開始)、各地の自治体駐車施設など230か所超

最新の情報や詳細については、公式ウェブサイトの「使える場所」ページをご確認ください。

 

2026年最新情報——ミライロIDの成長と新展開

ミライロIDは、公式IRデータによると2025年9月末時点でユーザー数55.2万人・導入事業者数4,214社を達成しました。前年度末比でユーザーは14.7万人増・事業者数は152社増と、着実な成長を続けています。

また、2025年4月から10月に開催された大阪・関西万博では、ミライロIDが入場時の本人確認書類として公式採用されました。

運営会社の株式会社ミライロは2025年3月24日に東証グロース市場へ上場を果たし、2026年9月期も通期での成長を見込んでいます。民間企業が運営するアプリではありますが、上場企業として腰を据えて取り組んでいる様子がうかがえる点は、利用者としての安心材料になります。

2026年6月には新たにxID株式会社と業務提携し、「ミライロID」にデジタル行政通知サービス「SmartPOST」を組み込む共同開発を発表。行政手続きのデジタル化との連携も進んでいます。

ここまでユーザー数が増えている一方で、まだ「知らなかった」という声も多いのが実情です。私の周りでも、透析仲間で「そんなアプリがあったんだ!」と驚かれることが少なくありません。今後さらに認知度が高まり、より多くの施設で使えるようになることを期待しています。

ミライロIDのメリット・デメリットを正直にまとめる

便利な点ばかり強調するのも公平ではありません。私自身が感じる、メリット・デメリットをまとめてみました。

ミライロIDのメリット・デメリット

メリットデメリット・注意点
・障害者手帳と同様の割引・サポートが受けられる

・複数の手帳をアプリに集約できる

・バッグや財布から手帳を取り出すより素早く提示できる

・手帳を提示することへの心理的負担が軽減される

・プライバシーを守りながら最小限の情報提示が可能

・QRコードの動的変化により偽造対策がされている
・充電切れ・通信障害・災害時には使えない場合がある

・まだ対応していない施設・地域が存在する

・アプリの不具合が起きる可能性はゼロではない

・機種変更時にはパスワード管理が必須

・将来的な開発継続やマイナンバー連携など、動向に注意が必要

いずれにしても、ミライロIDだけに頼るのではなく、紙製・カード型の障害者手帳も必ず携帯しておくことが安心・安全の鉄則です。

まとめ

私は、20年超透析を行っており、障害者手帳を活用しながらも日々の生活を送っています。そんな私にとって、「ミライロID」は単なるアプリではなく、QOL(生活・人生の質)の一歩先へ変えるものでした。

2026年現在、ミライロIDはユーザー数55万人超・導入事業者4,200社超を達成し、機能も着実に進化しています。精神障害者手帳の等級表示強化、クーポン機能の拡張(ヘルスケア分野まで対応)、駐車場連携の拡大、行政デジタルサービスとの連携など、ただの「手帳表示アプリ」ではなく、社会とつながるプラットフォームとしての役割を広げているだなあ~と感じます。

ただし、すべてが完璧ではありません。利用できない施設もありますし、一番怖いのはスマホの電池切れといったリスクが存在します。だからこそ、紙の手帳と併用しながら、ミライロIDを賢く使うことが重要なのです。

これからミライロIDの導入を考えている方、「安全性は?」「登録は面倒?」という不安もあると思います。ですが、実際に使ってみれば、きっとその便利さと可能性に驚くはずです。

障害者手帳のデジタル化は、誰もが社会の一員として生きやすくなるための大きな一歩だと思います。何もこのミライロIDだけがデジタル化を進めているわけでもなく、身近なところではJRや私鉄では、これまでの紙切符を徐々に廃止してQRコードに変えていこうという方向性になってきていますね。とにかくスマホの端末で完結してしまいます。私も、このような時代の波に乗れるようにしていきたいですし、これから使おうとする誰かの後押しになればと思います。

最後に喝を言わんと!

紙製の障害者手帳を提示するのは当たり前だったのに(←「現物確認」というものです)、「プライバシーを守りながらもスムーズに取り出す」という視点まで、必要であったのかどうか……。「これも時代の流れというものなのでしょうか!?」今回のミライロIDにしろ、障害者手帳のカード化(またはその先のマイナンバー)と、このようなところまで気を遣っている人がいることに、改めて気づかされました。

但し、障害者手帳にしろ、今回の障害者手帳アプリミライロIDにしても、求められたら提示する(自ら証明する)のに、「取り出すのに苦労している」のと、「取り出すのが面倒臭い」のとでは、そもそも次元が違うよ!ということだけは、認識しておきたいものです。

自分のことですよ!障害者割引やサポートを受けられる身なのです。ここを履き違ってはいけません。

参考:「透析アプリを探してみました。現実は・・・【随時更新】」