透析患者が食べていいもの・ダメなもの一覧!我慢しすぎない食事法

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透析患者が食べていいもの・ダメなもの一覧!我慢しすぎない食事法

透析を受けていると、「これ食べて大丈夫かな?」と悩むことが多いですよね。病院の栄養士さんから「〇〇はダメと言われると、「もう一生食べられないの?」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。でも、本当にすべての食べ物が“絶対ダメ”なのでしょうか?!」

実は、透析患者にとって「ダメ」と言われがちな食べ物も、適量や食べ方を工夫すれば楽しむことができます。大事なのは「何が危険なのかを理解して、自分に合ったバランスを見つけること」です。

本記事では、透析患者が気をつけるべき食材と、その上手な食べ方について詳しく解説します。さらに、「本当に食べちゃダメ?」と気になる食材についても、実際の透析患者としての視点からお伝えします!

「食べる楽しみ」をあきらめず、健康的に透析ライフを過ごしましょう!

目次

透析患者の食事制限はなぜ必要?その理由を知って安心しよう

透析で取り除けないものは食事管理がカギ

透析は血液中の老廃物や余分な水分を取り除く治療ですが、 カリウム・リン・ナトリウム(塩分) など、一部の成分は完全に除去できません。そのため、食事での管理が必要になります。

例えば、カリウムが多すぎると 心臓に負担 がかかり、不整脈や心停止のリスクが上がります。リンが過剰になると 骨がもろくなる ことも。塩分を摂りすぎれば むくみや高血圧 を引き起こし、透析での水分除去が大変になります。

👉 図解:「透析で排出しにくい成分と影響」

成分 体への影響 主な食品例
カリウム 心停止・不整脈のリスク バナナ、ほうれん草、ジャガイモ
リン 骨がもろくなる 乳製品、加工食品、ナッツ
塩分 高血圧、むくみ 漬物、インスタント食品、スナック菓子

食事をコントロールすることで、透析の効果を最大限に活かし、健康的な生活を続けられます!

「禁止食材」は本当に禁止?考え方を変えよう

透析患者にとって「これは絶対食べちゃダメ!」とされる食品は多いですが、実際には 食べる量や工夫次第で楽しめるものがたくさん あります。

たとえば、バナナはカリウムが多いからNGと言われますが、 少量なら問題ありません。また、ゆでこぼせばカリウムを減らせる食材もあります。

実際に透析患者の立場から言えるのは、「禁止」と決めつけるのではなく、「どうしたら食べられるか」を考えることが大事だということです!

栄養士のアドバイスを上手に聞くコツ

栄養士さんの話は、基本的に「リスクを減らすための指導」です。でも、全員に一律で「これダメ!」と言われると、患者としてはつらいですよね。

そこで大切なのは 「これはどうやったら食べられますか?」と聞いてみること

例えば、

「バナナは食べられませんか?」ではなく、「どのくらいなら食べてもいいですか?」

「チーズは絶対ダメですか?」ではなく、「どの種類ならリンが少ないですか?」

と質問すると、栄養士さんも具体的にアドバイスしやすくなります。

透析患者の食事管理は「ダメなものを探す」より、「どうやって楽しめるか」を考えましょう!

「ダメ」と言われたものも少量ならOKな理由

食事制限で大切なのは、 「どのくらいなら大丈夫か」を知ること です。

例えば、カリウムが多い食品でも 少量であれば血中カリウムが急上昇することは少ない です。また、カリウムは 「水に溶けやすい」性質 を持っています。

👉 図解:「カリウムを減らす方法」

方法 効果 食材の例
ゆでる カリウムを50%以上カット ほうれん草、ジャガイモ
水にさらす 30分でカリウムを減らす 生野菜、フルーツ
小さく切る カリウムが水に溶けやすくなる すべての野菜類

このように、 調理法を工夫すれば、食べられる範囲が広がる ので、禁止されている食品も完全に諦める必要はありません!

自分に合った食事ルールを作る方法

透析患者の食事管理は 「自分に合ったルール」を見つけること が大切です。

カリウムを意識しつつも、バナナを「週に1回」だけ食べる

リンを避けるために、乳製品は「低リンチーズ」にする

減塩のために、「塩なしでも美味しい料理」を見つける

このように、「完全に禁止」ではなく、「食べる量や頻度をコントロールする」ことがポイントです。

これを押さえれば安心!透析患者が控えたい食品リストと理由

カリウムが多い食品とその対策(バナナ・ほうれん草など)

カリウムは体に必要なミネラルですが、透析患者の場合は過剰に摂取すると危険です。血液中のカリウムが高くなると、不整脈や心停止を引き起こすリスクがあります。しかし「カリウムが多い=絶対NG」と考えなくても大丈夫。適切に調理して、摂取量をコントロールすることが重要です。

カリウムが多いとされる代表的な食品には、以下のものがあります。

食品名 カリウム量(100gあたり)
バナナ 360mg
ほうれん草 690mg
ジャガイモ 410mg
アボカド 720mg

カリウムを減らすポイント

  1. 野菜はゆでこぼす

     カリウムは水に溶けやすい性質があります。ほうれん草や小松菜はゆでて水にさらすことで、カリウムを約50〜70%減らすことができます。

  2. 切る大きさを小さくする

     小さく切れば切るほど、カリウムが抜けやすくなります。ジャガイモは薄切りにして茹でると効果的です。

  3. バナナは量を決める

     たとえば「週1本まで」や「1/2本を朝食時だけ」など、頻度と量をコントロールすれば、問題ありません。

カリウム管理は「完全に禁止!」ではなく、「量と調理法を工夫する」ことが大切です。

リンが多い食品と選び方(乳製品・インスタント食品など)

リンは骨や歯を丈夫にする大切なミネラルですが、透析患者は血液中のリンが高くなりやすく、骨がもろくなったり、血管に石灰が沈着するリスクがあります。特に加工食品やインスタント食品は「リン酸塩」が添加されていることが多いため、要注意です。

食品名 リン量(100gあたり)
プロセスチーズ 760mg
スナック菓子 200〜500mg
インスタントラーメン 250〜500mg

リンを控える工夫

  1. 加工食品を避ける

     なるべく素材そのものの食品を選びましょう。たとえば「ゆで卵はOK」でも、「加工されたかまぼこ」はリンが多いことが多いです。

  2. 低リン食品を選ぶ

     乳製品なら「低リンチーズ」や「低リン牛乳」を選ぶと安心です。

  3. リン吸着薬を併用する

     医師の処方によるリン吸着薬を飲めば、ある程度のリンをカバーできます。ただし、あくまで補助なので、食品選びが基本です。

塩分が多い食品と減塩の工夫(漬物・スナック菓子など)

塩分を取りすぎると、むくみや高血圧の原因になり、透析中の除水が大変になります。透析患者は1日6g以下が目安とされることが多いです。

食品名 塩分量(食塩相当量)
漬物(たくあん) 4.5g(100gあたり)
カップ麺 5〜7g(1食あたり)

減塩の工夫

  1. 香辛料やハーブを使う

     塩を減らしても、レモン汁やこしょう、バジル、しそなどで味付けすれば満足感が出ます。

  2. 手作りでコントロール

     味噌汁や煮物は自分で作れば、塩分量を管理しやすくなります。だしを効かせると、塩分控えめでも美味しいです。

  3. 漬物は「塩抜き」してから

     漬物をさっと水にさらして塩分を抜くと、少量なら食べても大丈夫!

水分制限のポイントと隠れ水分に注意(果物・ゼリーなど)

透析患者にとって、水分制限はとても大事です。飲みすぎるとむくみ、血圧上昇、心不全のリスクが高まります

隠れ水分に注意

果物、スープ、ゼリーなどは意外と水分が多いです。

食品名 含有水分量(100gあたり)
スイカ 約90%
ゼリー 約80%
アイスクリーム 約60%

水分制限の工夫

  1. 氷をなめる

     少しずつ水分をとれるので、喉の渇きを抑えられます。

  2. うがいや口の中を湿らせる

     水を飲まずに口の渇きを潤す方法です。

  3. スパイスや調味料で味を引き締める

     減塩でもしっかり味があると、余計な水分をとりすぎなくてすみます。

リスクを減らすための調理法と食べ方(茹でこぼし・切り方)

透析患者の食事制限は、調理法を工夫することでかなり楽になります

ポイント

  • 茹でこぼす

     野菜は一度茹でて、ゆで汁を捨てることでカリウムやリンを減らせます。

  • 小さく切る・薄く切る

     食材の表面積を増やすことで、余分な成分を取り除きやすくなります。

    • レモンとバジルの鶏むね肉ソテー
    • 酢を効かせたきゅうりの浅漬け
    • にんにくと唐辛子のオイルパスタ(塩控えめでも満足感◎)
      • 表示をチェック:「無リン」や「低リン」と書かれているものを選ぶ
      • 加工度の低い食品を選ぶ:手作りのものや自然食品が基本
      • リン吸着薬と併用する:少しのチーズや乳製品を楽しむなら薬の併用も有効
        • お浸し(茹でたほうれん草にだし醤油を少々)
        • ポテトサラダ(茹でこぼしたジャガイモを使用し、マヨネーズも控えめに)
        • 炒め物(茹でた後にさっと炒めるだけでも美味しく食べられる)
        • 調味料は計量スプーンで 「なんとなく」で入れると塩分オーバーしがち。しっかり量って使いましょう。

実は食べてOK!透析患者が楽しめる食品と食べ方アイデア

カリウムを減らす下ごしらえで食べられる野菜

「野菜はカリウムが多いからダメ!」と言われがちですが、正しい下ごしらえをすれば安心して食べられます。特に葉物野菜や根菜類は、工夫ひとつで献立に取り入れやすくなります。

カリウムを減らす方法

  1. たっぷりの水でゆでる

     → 野菜を小さく切り、沸騰したお湯で5分以上茹でこぼしましょう。
  2. 茹でた後、30分以上水にさらす

     → 水につけることでカリウムがさらに溶け出します。
  3. 2回茹でこぼすとさらに安心

     → ジャガイモやサツマイモなどは一度茹でてから水を変えて再度茹でると、よりカリウムが減少します。
野菜 茹でる前(mg) 茹でた後(mg)
ほうれん草 690 約200
小松菜 500 約150
ジャガイモ 410 約120

リンを抑えた低リン食品&代替食品の選び方

リンの摂取量をコントロールするためには、食品そのものの選び方が大切です。乳製品や魚介類など、リンが多い食品を避けつつ、必要な栄養を補うための代替食品を選びましょう。

低リン食品の例

通常食品 低リン代替食品
牛乳 低リン牛乳
プロセスチーズ 低リンチーズ
鮭(さけ) 白身魚(タラ、カレイ)
豆腐 木綿豆腐(絹ごしよりリンが少ない)

選び方のポイント

減塩でも満足できる調味料やスパイスの活用法

塩分制限中でも、「味気ない食事は嫌だ!」という人も多いはず。そんな時はスパイスや香味野菜、酸味を活用して、美味しく減塩しましょう!

おすすめ調味料&スパイス

調味料・スパイス ポイント
レモン汁 酸味で塩気を感じやすい
食欲増進&味に変化をつける
ブラックペッパー ピリッと刺激的に
にんにく・しょうが 香りと風味をプラス
バジル・パセリ 香草で風味豊かに
  • 水分制限でも楽しめるおやつとデザート

    「水分を控えたいけど、おやつも楽しみたい!」そんな時は水分が少なめで、カロリー補給できるおやつを選ぶとGOOD。

    おすすめのおやつ

    おやつ 特徴
    クッキー 水分が少なく、腹持ちが良い
    ナッツ(塩分なし) リンはやや多いが少量ならOK
    干し芋 食物繊維が豊富で腹持ち良し
    チョコレート(ハイカカオ) ポリフェノールも摂れて◎

    手作りゼリーもあり!

    寒天を使ったゼリーなら、水分量を調整しやすく、リンやカリウムも抑えられます。

    寒天ゼリー(果物は控えめで、甘さを調整)

    1日の献立例:無理なく美味しく続けるポイント

    実際にどんな食事をしているか、気になる人も多いはず。透析患者歴20年以上の私が実践している無理なく続けられる1日の献立例を紹介します。

    朝食

    食事 メニュー例 ポイント
    朝食 トースト(バター少量)、ゆで卵1個、バナナ1/2本 カリウム・リンを控えつつエネルギー補給
    昼食 低リンうどん、鶏むね肉の塩麹焼き、茹で野菜サラダ 野菜は茹でこぼし済み、塩分控えめ
    おやつ クッキー2枚、ルイボスティー ノンカフェインで水分もセーブ
    夕食 タラのムニエル、茹でブロッコリー、寒天ゼリー 脂質とリンを抑えて満足感を重視

    「これ食べても大丈夫?」透析患者が気になる食材と上手な付き合い方

    バナナはダメ?カリウム対策すれば朝食の強い味方

    「バナナは透析患者は食べてはダメ!」と言われることが多いですよね。確かにバナナはカリウムが豊富で、100gあたり約360mgものカリウムを含んでいます。しかし、量を守ればバナナは決して悪者ではありません

    どんなときにOK?

    • カリウム値が安定している場合
    • 他の食事でカリウムをしっかり調整している場合
    • 透析後に食べる場合(透析でカリウムをある程度除去した後)

    摂取量の目安

    1回あたり半分(50g程度)

    週に1〜2回程度

    バナナは、便秘解消やエネルギー補給にも効果的。朝食に取り入れれば、手軽にエネルギーと栄養をプラスできます!

    乳製品はNG?リンやカリウムを見ながら適量ならOK

    Milk

    「チーズや牛乳はリンが多いからダメ」と言われがちですが、完全にNGではありません。選び方と量の工夫で、楽しむことができます

    なぜ乳製品が注意される?

    • リンが多い → 骨がもろくなるリスク
    • カリウムも多い → 高カリウム血症のリスク

    代替案

    通常品 代替品
    牛乳 低リン牛乳
    ヨーグルト プレーン無糖ヨーグルト(量は控えめに)
    プロセスチーズ 低リンチーズ

    摂取量の目安

    牛乳なら50〜100ml程度

    チーズは1〜2切れ(20g以内)

    食べたいときは、リン吸着薬を服用してリンの吸収を抑えるのもポイントです。

    肉や魚は控える?たんぱく質の摂取バランスを知ろう

    「肉や魚はリンが多いから控えめに」と言われることがありますが、たんぱく質は体を作る大切な栄養素。摂りすぎはNGですが、摂らなすぎもNGです。

    たんぱく質の必要量

    • 1日あたり体重1kgにつき0.9〜1.2g

      例:体重60kgの場合、54〜72g

    賢いたんぱく質の摂り方

    • リンが少なめの白身魚や鶏むね肉を選ぶ
    • 卵や豆腐などをバランスよく取り入れる
    • 高たんぱく・低リン食品を選ぶ

      例:低リンたんぱく補助食品(プロテイン製品など)

    調理法も大事!

    • 茹でたり、焼いたりして余分な脂やリンをカット
    • 煮汁は捨てる(リンが溶け出すため)

    果物は制限すべき?種類と量を考えれば楽しめる

    バナナ

    果物はビタミンや食物繊維が豊富ですが、カリウムが多いものが多いため注意が必要です。でも、「絶対ダメ!」ではありません。

    カリウムが比較的少なめの果物

    果物 カリウム量(100gあたり)
    りんご 120mg
    ぶどう 130mg
    パイナップル 150mg

    食べるときの工夫

    • 茹でたり、水煮にしてカリウムを減らす(果物による)
    • 量を決める(1日50〜100g程度)
    • 水分量が多い果物は「水分制限」に注意(スイカ、メロンなど)

    私自身、りんごを薄切りにして、レモン汁を少しかけて楽しんでいます。さっぱりしていて、口の中もスッキリ!

    外食やコンビニ食でも安心できる選び方と工夫

    「たまには外食もしたい!」「仕事の合間にコンビニを使う!」という場面もありますよね。透析患者でも、ポイントを押さえれば無理なく楽しめます

    外食のコツ

    • 和定食がおすすめ(ご飯、焼き魚、味噌汁(薄めに)など)
    • 汁物は半分残す(塩分・水分制限のため)
    • ソースやタレは自分で調整して使う(かけすぎに注意)

    コンビニで選ぶなら

    メニュー ポイント
    おにぎり(具がシンプル) 塩分が少なめのものを選ぶ
    サラダチキン たんぱく質が摂れてヘルシー
    ゆで卵 低リン・低カリウム、量に注意

    コンビニの味付け卵や漬物は塩分が高いことがあるので、パッケージの表示を確認するクセをつけると安心です。

    透析生活20年以上の患者が伝えたい!「食事制限」を楽しむ心のコツ

    我慢しすぎると続かない!自分ルールでOK

    透析を始めたばかりの頃は、「あれもダメ、これもダメ」と思い込んでいました。でも、それだとストレスが溜まるし、続かなくなるんですよね。

    だからこそ、「自分ルール」を作ることが大切です。

    例えば…

    ✅ バナナは「週に1回、透析後に食べる」

    ✅ 外食は「月に1回、自分へのご褒美」

    ✅ チーズは「低リンのものを少しだけ」

    こうしてルールを決めると、精神的にとても楽になります。

    「我慢しすぎない」「楽しむ余裕を持つ」ことが、長く付き合うための秘訣です。

    家族や周りに理解してもらうコミュニケーション

    透析患者の食事制限は、本人だけでなく家族や周りの協力も欠かせません。でも、「いちいち説明するのが面倒…」と感じることもありますよね。

    私は、「何をどれくらいならOKか」を具体的に説明するようにしています。

    例えば…

    ✅ 「このおかずは塩分が多いから、少し減らしてもらえる?」

    ✅ 「今日はカリウムの数値がいいから、果物を少し食べたいな」

    具体的に話すと、家族も協力しやすくなりますし、「一緒に食べる楽しさ」も増えます

    また、外食の時も、「何を気をつけているか」を話すと、注文や食べ方を手伝ってくれることもありますよ!

    小さな楽しみを作る「ご褒美食」の考え方

    私は「ご褒美食」を作ることで、食事制限が続けやすくなりました。

    1週間がんばったご褒美に、好きなものを少量食べる!

    これがモチベーションになるんです。

    例えば…

    ✅ 月曜日から土曜日はルールをしっかり守る

    ✅ 日曜日は「低リンプリン」を1個だけ楽しむ

    ✅ 誕生日には「低カリウムケーキ」を予約する

    「いつでもOK」にするとコントロールが効かなくなるので、特別な日にするのがコツ。

    「今日までがんばった!」という達成感と、「また来週もがんばろう」という気持ちにつながります。

    体調に合わせて変える「日によって食べ方調整」

    透析患者は体調によって食べ方を変えることが大切です。

    私は、血液検査の結果と体調をしっかりチェックして、食事内容を調整しています。

    例えば…

    ✅ カリウム値が低いとき → バナナや茹でた野菜を増やす

    ✅ リン値が高いとき → 乳製品を控え、リン吸着薬をしっかり飲む

    ✅ 体重増加が気になるとき → 水分と塩分を厳密にコントロール

    「今日はこのくらいOK」「今日は控えよう」という柔軟な考え方で、無理せず続けるのがポイントです。

    美味しく食べる工夫と「食べる幸せ」を忘れない

    透析をしていても、「美味しいものを食べる幸せ」は失いたくないですよね。

    私は、次のような工夫をして、食事の時間を楽しんでいます。

    1. 見た目を大切にする

       色鮮やかな野菜を使ったり、お皿や盛り付けを工夫すると、食欲がわきます。
    2. ゆっくり味わう

       よく噛んでゆっくり食べると、満足感がアップします。
    3. 好きな音楽や雰囲気を演出する

       好きな音楽をかけたり、おしゃれなランチョンマットを使ったりして「食事の時間そのものを楽しむ」ことも効果的です。
    4. 「ありがとう」と言ってから食べる

       家族や作ってくれた人に感謝して食べると、より美味しく感じます。

    「食べる楽しみ」を忘れずに、毎日のごはんが「楽しい時間」になるように心がけましょう!

    まとめ

    透析患者の食事制限は、たしかに気をつけることがたくさんあります。でも「ダメ」と決めつける必要はありません。

    食材の特徴を理解し、調理方法や量を工夫すれば、食べられるものは意外と多いんです。

    そして、我慢しすぎずに自分ルールを作って、楽しむことが何より大切。

    透析歴20年以上の私が実感しているのは、「食べることをあきらめないことが生活の質(QOL)を上げる!」ということです。

    この記事が、食事に悩む透析患者さんやそのご家族の参考になれば嬉しいです。

    一緒に、楽しく美味しく、透析ライフを乗り越えましょう!

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