透析と鬱(うつ)の壁を乗り越える!前向きに生きる7つの方法

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透析と鬱(うつ)の壁を乗り越える!前向きに生きる7つの方法

透析を始めたばかりの頃は、誰でも不安で押しつぶされそうになりますよね。「透析って一生続けるの?」「これからどうやって生活していけばいいんだろう…」そんな風に、私も眠れない夜を何度も過ごしました。

でも、大丈夫!透析と上手く付き合いながら、充実した毎日を送ることは絶対に可能です。今回のテーマは「透析と鬱(うつ)」です。私はとにかく「透析鬱(うつ)だけには絶対にならない!」と仕事上でもプライベート上でも、強く意識してきました。いまでも、そうです。

当サイト「腎者エール!」のキャッチフレーズに挙げている通り、透析生活 QOL(生活・人生の質)向上のために、何かしらしているのです。続けているのです。QOLを向上させるための秘訣を、余すところなくお伝えします。この記事を読めば、きっと前向きな気持ちになれるはずです。

目次

透析患者が鬱(うつ)になりやすい理由とは?

透析患者の多くが、心の不調を感じやすいと言われています。それは決して、あなたの心が弱いからではありません。きちんとした理由があるんです。ここでは、透析患者さんが鬱(うつ)になりやすい、主な原因を3つご紹介します。

身体的な負担とホルモンバランスの乱れ

透析治療は、時間も体力も使う、身体への負担が大きいものです。さらに、腎臓の機能が低下することで、ホルモンバランスも乱れやすくなります。特に、気分の安定に関わるセロトニンというホルモンの分泌が減ってしまうと、鬱(うつ)の症状が出やすくなってしまうんです。

ああ、そうそう。セロトニンって、別名「幸せホルモン」なんて呼ばれてますよね。脳内でセロトニンがしっかり分泌されると、心が落ち着いて、幸福感を感じやすくなるんですよ。逆に、セロトニンが不足すると、イライラしたり、不安になったり…ホントなんだか、天気みたいですよね(笑)。

生活の変化と将来への不安

透析導入によって、食事制限や運動制限など、今まで通りの生活を送ることが難しくなることも、鬱(うつ)の原因となります。「好きなものが食べられない」「旅行に行けない」といったストレスは、想像以上に心に負担をかけるものです。

それに、医療費や将来への不安も、大きなストレスになりますよね。「これから一体どうなるんだろう…」と、先の見えない不安に押しつぶされそうになる気持ち、痛いほどよく分かります。

社会的孤立

透析治療のために、仕事や趣味の時間を削らざるを得なくなったり、体調の変化から外出を控えるようになったりすることで、社会との繋がりが薄れてしまうことも、鬱(うつ)を悪化させる原因となります。

特に、会社勤めをしている方は、仕事と治療の両立に悩むことが多いのではないでしょうか。私は、この透析導入前後の期間の時点でもう”ヤバイ”かもと思いました。

というのも、前職は現場の力仕事をしながら療養期間をのなかで、雇用保険の給付を受けながら畑違いの事務職に就くための転職活動と資格取得を並行して行っていたのです。自分のなかでは「社員になりたい」一色。「パート・バイトは論外」という意識で、仕事探しをしていましたから!

私は氷河期世代ですから、健常者以上に就職に就くのことが難しく・・・。こうして、1年弱もの年月(時間・期間が経ってしまいましたね。

何とか会社も見つけたものの、今考えてみるとブラック会社。今でさえも存在しています。透析始めた当初、会社側が言うには障害者採用が初めてだったそう。当然ながらなかなか周囲に理解してもらえず、辛い思いをしましたね。(この話しは、「透析患者の仕事と雇用保険」のなかでもしていきます。)

透析患者が鬱(うつ)を克服するための7つの方法

では、具体的にどうすれば、鬱(うつ)を克服し、前向きな気持ちで毎日を送ることができるのでしょうか?ここでは、私が20年超の透析生活で実践してきた、効果的な7つの方法をご紹介します。

1. 誰かに相談する

まずは、誰かに悩みを打ち明けることが大切です。家族や友人、医療スタッフなど、信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。

「こんなこと話しても迷惑かな…」なんて思わずに、勇気を出して、話してみてください。案外、話してみると、「なんだ、そんなことか」と、気持ちが軽くなることもありますよ。

2. 積極的に体を動かす

適度な運動は、セロトニンの分泌を促し、気分を高める効果があります。ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で、体を動かしてみましょう。

透析患者向けの筋トレ動画も、最近はたくさんあります。私も、自宅で軽い筋トレをするようにしてから、体力がついて、気分も明るくなった気がします。

あ、そうそう。運動する時は、必ず主治医に相談してからにしてくださいね。無理な運動は、体に負担をかけてしまうので、注意が必要です。

3. バランスの取れた食事を心がける

透析患者は、食事制限が多いですが、栄養バランスの取れた食事を心がけることが大切です。特に、トリプトファンというアミノ酸は、セロトニンの材料となるため、積極的に摂取するようにしましょう。

トリプトファンは、牛乳や豆腐、ナッツなどに多く含まれています。食事制限がある中でも、工夫次第で、美味しく栄養を摂ることができますよ。

最近は、透析患者さん向けの宅配弁当も充実していますよね。私も、たまに利用していますが、栄養バランスが考えられているので、安心して食べられます。

4. 良質な睡眠を確保する

睡眠不足は、鬱(うつ)の症状を悪化させる原因となります。毎日、同じ時間に寝て、同じ時間に起きるように心がけ、質の高い睡眠を確保しましょう。

寝る前に、スマホやパソコンを見るのは避けた方が良いです。ブルーライトは、睡眠の質を低下させる原因となります。

私は、寝る前に、アロマを焚いたり、リラックスできる音楽を聴いたりするようにしています。おかげでぐっすり眠れるようになりました。

5. 趣味や好きなことを見つける

趣味や好きなことに没頭する時間は、ストレス解消になり、気分転換になります。絵を描いたり、音楽を聴いたり、ゲームをしたり…どんなことでも良いので、自分が楽しめることを見つけてみましょう。

透析患者さん向けの旅行ツアーもあります。私はツアーよりかは透析旅行のほうが多いのですが、また機会があれば参加してみたいと思っています。国内だけじゃなく、海外もあるようですから、気になります。

私は透析をはじめる若い頃、2000年前後だと思うのですがPCで音楽を作ってみたり、動画編集してみたりしていたんですね(WindowsXPとか2000あたりの時代。)これがまた面白いんですよ!当時はDTM環境ソフトで遊ぶ、旅行先で撮った8mm指はビデオをPCへ取り込んで・・・といった感じ。無我夢中になって、嫌なことも忘れられるんですね。

6. 太陽の光を浴びる

太陽の光を浴びることは、セロトニンの分泌を促し、気分を高める効果があります。天気の良い日は、積極的に外に出て、日光浴をしましょう。

特に、午前中に太陽の光を浴びるのがおすすめです。午前中に太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされ、夜、ぐっすり眠れるようになります。

7. 医療機関を受診する

もし、どうしても辛い場合は、我慢せずに、医療機関を受診しましょう。精神科や心療内科では、鬱(うつ)の専門的な治療を受けることができます。

「精神科に行くのは抵抗がある…」という方もいるかもしれませんが、決して恥ずかしいことではありません。鬱(うつ)は、誰でもかかる可能性がある病気です。早めに治療を受けることで、早く回復することができます。

QOL(生活の質)を向上させるためのアイテム紹介

ここでは、透析患者さんのQOL(生活・人生の質)を向上させるために役立つ、おすすめのアイテムをいくつかご紹介します。

低カリウム・低リン食品

透析患者さんは、食事制限が多いですが、最近は、低カリウム・低リンの食品も充実しています。これらの食品を活用することで、食事のバリエーションを増やし、ストレスを軽減することができます。

例えば、低カリウムの野菜ジュースや、低リンのおやつなどがあります。これらの食品は、スーパーやドラッグストアなどで手軽に購入することができます。

宅配弁当

透析患者さん向けの宅配弁当は、栄養バランスが考えられているので、安心して食べることができます。自分で料理をするのが大変な時や、時間がない時に便利です。

最近は、様々な種類の宅配弁当があります。カロリー制限食や、塩分制限食など、自分の状態に合わせて、選ぶことができます。

おすすめマットレス・枕

良質な睡眠を確保するためには、自分に合ったマットレスや枕を選ぶことが大切です。体に負担がかからない、快適な寝具を選びましょう。

例えば、低反発マットレスや、高反発マットレスなどがあります。実際に寝てみて、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

最後に

透析患者さんの鬱(うつ)は、決して珍しいことではありません。大切なのは、一人で悩まずに、誰かに相談すること、そして、自分を大切にすることです。

今回ご紹介した方法を参考に、少しずつ、できることから始めてみてください。きっと、前向きな気持ちで、毎日を送れるようになるはずです。

私も、透析歴20年超ですが、まだまだやりたいことがたくさんあります。皆さんと一緒に、充実した透析生活を送りたいと思っています!

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