2025年4月30日


透析治療中の皆さん、毎日の食事作り、本当に大変じゃないですか?特に透析導入初期の頃は、カリウムだ、リンだ、塩分だ、水分だって…制限が多くて、何を作ったらいいのか途方に暮れてしまいますよね。私も透析歴が20年を超えましたが、今でも食事管理は正直、面倒だと感じる時があります。
特に仕事で疲れて帰ってきた日なんかは、「もう何も作りたくなーい!」って叫びたくなることも(笑)。でも、そんな悩みを少しでも軽くしてくれるのが、実は「作り置き」なんです。
この記事では、私のような長年の透析患者が実践している、無理なく続けられる「透析作り置き」のコツと、簡単レシピのアイデアを、皆さんの毎日に役立つよう、心を込めてお伝えします。この記事を読めば、きっと「これなら私にもできそう!」と思っていただけるはずです。
透析患者にとって、食事管理は治療と同じくらい大切ですよね。でも、毎日三食、制限を守りながら献立を考えて、調理して…って、本当に骨が折れる作業です。ぶっちゃけ、透析だけでも疲れるのに、食事のことまで頭を悩ませるのは、かなりの負担だと思います。
そこで私が強くおすすめしたいのが「作り置き」なんです。なんでかって?理由はいくつかあります。
まず、忙しい毎日の食事準備が圧倒的に楽になること。週末など、比較的時間と体力に余裕がある時にまとめて作っておけば、平日は温めるだけ、盛り付けるだけで食事が完成します。特に仕事をしている方や、透析後にぐったり疲れてしまう方にとっては、この「時短」効果は計り知れません。私も昔、残業続きでヘトヘトだった頃、作り置きにどれだけ救われたことか…。
次に、計画的に栄養管理がしやすくなる点。透析食で特に気を付けたいカリウム、リン、塩分、水分。作り置きなら、時間のある時にしっかり下処理(野菜の茹でこぼしとか!)をしたり、調味料を計量したりできるので、制限を守りやすくなります。「今日はちょっとカリウム摂りすぎたかな…」なんていう日々の不安も、作り置きで計画的に管理すれば、かなり軽減できるはずです。
それから、外食や中食(コンビニ弁当、スーパーの惣菜など)に頼る頻度を減らせるというメリットも大きいです。外食や中食は、どうしても塩分やリンが多くなりがち。たまには息抜きも必要ですが、日常的にはやっぱり手作りの方が安心ですよね。作り置きがあれば、「今日は疲れたから外で…」となりそうな時も、「あ、冷蔵庫にあれがある!」と思いとどまれます。
最後に、体調が悪い日でも食事が確保できる安心感。透析患者は、どうしても体調の波がありますよね。急にだるくなったり、透析後に動けなくなったり…。そんな時でも、冷蔵庫や冷凍庫に作り置きがあれば、最低限の食事は摂ることができます。「食べなきゃいけないけど、作る気力がない…」というジレンマから解放されるのは、精神的にもすごく大きいですよ。
まあ、ぶっちゃけ、最初はちょっと面倒に感じるかもしれません。でも、一度サイクルができてしまえば、日々の負担は確実に減ります。騙されたと思って、一度試してみてほしいですね!
さて、「作り置き、良さそう!」と思っていただけたでしょうか。でも、透析患者が作り置きをする際には、いくつか気を付けたいポイントがあります。ここをしっかり押さえないと、せっかくの作り置きが逆効果になってしまう可能性も…。ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、自分の体を守るため、そして美味しく安全に食べるために、ぜひチェックしてくださいね。
透析患者にとって、カリウム制限は永遠のテーマみたいなものですよね(笑)。野菜や芋類に多く含まれるカリウムは、水に溶けやすい性質があります。だから、この性質を利用しない手はありません!
基本は「茹でこぼし」と「水さらし」です。
この下処理、正直ちょっと手間です。私も最初は「めんどくさ!」って思ってました。でも、これをやるかやらないかで、カリウムの摂取量はかなり変わってきます。作り置きなら、時間のある時にまとめて下処理しておけるので、毎日の調理でやるよりはハードルが低いかな、と。
あと、カリウム含有量が比較的少ない食材を選ぶのも大事。例えば、もやし、キャベツ、玉ねぎ、ピーマン、きゅうりなんかは、比較的カリウムが少なめなので、積極的に取り入れたいですね。食材のカリウム量を全部覚えるのは大変なので、管理栄養士さんにもらった食品成分表とか、ネットの情報を参考に、「これはOK」「これは注意」みたいに、自分なりに把握しておくと便利ですよ。
カリウムと並んで厄介なのが、リン。リンは骨の健康に関わる大事なミネラルですが、透析患者はうまく排泄できないため、摂りすぎると骨がもろくなったり、血管が石灰化(硬くなること)したりするリスクがあります。
リンを抑えるポイントは、まず加工食品をできるだけ避けること。ハム、ソーセージ、練り物(ちくわ、かまぼこ)、インスタント食品、スナック菓子などには、「食品添加物」としてリン酸塩が多く使われていることがあります。この無機リンは、食材にもともと含まれる有機リンよりも体に吸収されやすいと言われているので、要注意なんです。
作り置きなら、こうした加工食品を使わずに、生の肉や魚から調理できるので、リンのコントロールがしやすいですね。
次に、タンパク質の摂り方。タンパク質は体を作る大事な栄養素ですが、肉や魚、卵、大豆製品など、タンパク質が豊富な食品にはリンも多く含まれていることが多いです。だからといって、タンパク質を極端に減らすのはNG。筋肉量が落ちてしまいますからね。
ポイントは、「量」と「質」。
医師や管理栄養士から指示されたタンパク質量を守りつつ、比較的リンが少ないタンパク源(例えば、鶏むね肉や白身魚など)を選んだり、調理法を工夫したりすることが大切です。例えば、肉や魚も茹でこぼすことで、多少リンを減らすことができます。まあ、風味は落ちちゃうかもしれませんが…
あとは、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト)もリンが多いので、摂りすぎには注意が必要です。作り置きにチーズをたっぷり使う、みたいなレシピは避けた方が無難かもしれませんね。
透析患者にとって、塩分制限は血圧管理や水分管理に直結する、めちゃくちゃ重要なポイントです。高血圧は心臓や血管に負担をかけますし、塩分を摂りすぎると喉が渇いて水分を摂りすぎてしまい、結果的に体重増加(中1日、中2日の体重増加)につながります。
作り置きで塩分をコントロールするコツは、以下の通り。
最初は物足りなく感じるかもしれませんが、慣れてくると素材本来の味がわかるようになって、意外と薄味でも美味しく感じられるようになりますよ。舌って、意外と順応するもんです。
作り置きというと、煮物や汁物が多くなりがちなイメージがあるかもしれませんが、透析患者さんは水分制限も重要です。中1日、中2日の体重増加量をコントロールするために、食事からの水分摂取量にも気を配る必要があります。
作り置きレシピを選ぶ際は、できるだけ汁気の少ないものを選ぶようにしましょう。炒め物、焼き物、和え物などがおすすめです。煮物を作る場合も、煮汁は飲み干さずに具材だけを食べるように心がけ、調理時の水分量をなるべく少なくする工夫が必要です。
例えば、野菜を茹でる代わりに電子レンジで加熱(蒸し調理)すると、水分摂取を抑えつつ、栄養素の流出も最小限にできます。これは結構使えるテクニックですよ。
また、作り置きした料理を食べる際も、追加で水分を摂りすぎないように注意が必要です。食事と一緒に飲むお茶や水の量も、しっかり管理しましょう。
せっかく作った料理も、保存方法が悪くて傷んでしまったら元も子もありません。特に透析患者は免疫力が低下している場合もあるので、食中毒には十分注意が必要です。
「これくらい大丈夫だろう」という油断が、一番怖いんです。安全に美味しく食べるために、保存のルールはしっかり守りましょうね。
さあ、ここからはお待ちかね(?)、具体的な作り置きレシピのアイデアをご紹介します! 私が実際に作ってみて「これは楽で美味しい!」と感じたものや、透析仲間の間で評判の良いものを中心に集めてみました。細かい分量は皆さんの制限に合わせて調整が必要なので、あくまで「アイデア」として参考にしてくださいね。ポイントは「簡単」「美味しい」「続けられる」です!
メインのおかずは、やっぱりタンパク質をしっかり摂りたいところ。でもリンや塩分には気を付けたい…そんなジレンマを解消するレシピです。
野菜もしっかり摂りたいけど、カリウムが心配…。そんな時は、下処理をしっかりした副菜を作り置きしておくと安心です。
完成品だけでなく、「素材」の状態で作り置きしておくのも、すごく便利なんです。
ここで紹介したのは、あくまで一例です。皆さんの好みや制限に合わせて、色々なレシピを試してみてください。「これなら続けられそう!」という、あなただけの定番作り置きを見つけるのが、長続きの秘訣ですよ。
「作り置き、やってみようかな」と思っても、いざ始めるとなると、「続けられるかな…」って不安になりますよね。わかります、わかります。私も最初は意気込んで大量に作ったものの、疲れて続かなくなったり、同じメニューに飽きてしまったり…なんて失敗も経験しました。
だからこそ、無理なく、楽しく続けるための「コツ」が大事なんです。いくつか、私の経験から得たコツをお伝えしますね。
結局のところ、一番大事なのは「完璧を目指さない」「無理しない」「楽しむ」こと。作り置きは、透析生活を楽にするための「手段」であって、「目的」ではありません。義務感でやると辛くなるだけですからね。「今日は疲れたから、作り置きはやめておこう」という日があってもいいんです。そのくらいのゆるさで、長く付き合っていくのが、成功の秘訣だと私は思います。
さて、ここまで透析患者向けの「作り置き」について、そのメリットや注意点、レシピのアイデア、そして続けるコツをお話ししてきました。いかがでしたでしょうか?
毎日の食事管理は、透析治療を受けている私たちにとって、本当に大きな課題であり、時には大きなストレスにもなりますよね。制限が多くて献立に悩んだり、調理が負担になったり…。でも、「作り置き」という方法を取り入れることで、その負担を少しでも軽くすることができるかもしれません。
作り置きは、単に食事準備が楽になるだけでなく、
といった、たくさんのメリットがあります。これは、透析治療と上手く付き合いながら、自分らしい生活を送るための、強力なサポーターになってくれるはずです。
もちろん、最初は戸惑うことや、面倒に感じることもあるでしょう。でも、この記事でお伝えしたポイントやコツを参考に、まずは無理のない範囲から試してみてください。完璧じゃなくていいんです。「ちょっと楽になったな」「これなら続けられそうかも」と感じられたら、それが大きな一歩です。
食事は、私たちの体を作る基本であり、日々の楽しみの一つでもあります。作り置きを上手に活用して、食事の悩みから少しでも解放され、透析治療を受けながらも、より豊かで安心できる毎日を送っていただきたい。それが、同じ透析患者としての私の心からの願いです。
この記事が、皆さんの透析ライフを少しでも明るくする、小さなきっかけになれば幸いです。